味覚と心には深いつながりがある

ストレスや疲れを感じると無性に甘いものが欲しくなる、そんな方は多いのではないでしょうか。味覚と人の心や感情には、深いつながりがあるといわれています。苛立ちを感じたり不安を覚えるなど、ストレスを感じているとき、人の体の中では食欲と関わりのあるホルモンが、分泌されるといわれているのです。さらに食欲を抑えるホルモンの分泌が減り、結果として甘いものや美味しいものを口にしたくなるといいます。 美味しい食事をとると、神経伝達物質であるドーパミンが放出されますので、ストレスを緩和することができるでしょう。また甘いものを食べると、セロトニンの分泌が促進され、心身がリラックスした状態になります。甘いものや美味しいものを食べることは、ストレスに対抗する方法の一つだといえるでしょう。

栄養バランスに気を配って美味しくストレスを解消

美味しいものを食べてストレスを発散するなら、栄養バランスにも気を配ることが大切です。糖分や油分が多い食べ物は、一時的な満足感を与えてくれますが、長期的に見ると健康によくありません。バランスの悪い食生活は、心身の不調につながりますので、結果としてストレスを増す形になってしまいます。ストレスに対抗するためには、ビタミンやカルシウムなど、健康に良い栄養素をしっかりと摂取することも大切です 。 食事で気持ちを切り替えたいときは、味わいながらゆっくりと食べるようにしましょう。しっかりとよく噛んで食べることにより、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌を、促すことができます。美味しい食事をじっくりと味わい、ストレスをスッキリと解消しましょう。